家族会議の結果、二世帯住宅を建てよう! ということになりました。
親世帯も賃貸マンションで暮らしていたので、土地を探すことから始めないといけません。
どんなタイプの同居をするかで土地の広さが変わってきます。
二世帯住宅の形態とメリット・デメリット、そして家族のライフスタイルに当てはめて考えてみました。
1つずつ、家族が納得して決めていかないといけません。
もくじ
自立同居が理想|仲良くではなく、それぞれが楽しむ暮らし
二世帯住宅のカタログを集めて間取りをみまくりました(*^-^*)
間取りを見ていると生活のイメージが沸きます。
わが家はダイワハウスです。
ダイワハウスの二世帯住宅、Ffというパンフレットを一番参考にしました。
間取りだけではなく、暮らし方、同居の考え方がわかりやすく載っていました。
2001年のカタログなんですが、改めて見ると、その通りなんですよね。
テーマは自立同居
仲良く暮らすより、それぞれが楽しく暮らす。
そのために、離れて一緒に暮らしましょう。
と書かれています。
二世帯住宅がうまくいく為には「自立」が大事です。
それは、当時より今の方が身に染みてわかります。
同居って、仲良く助け合うことがメリットなんじゃないの?
もちろん、それが理想なんですよ。
でも、その前に それぞれが楽しく暮らすのが一番なんです。
親世帯、子世帯、また個人一人ひとりが自立して、今の生活スタイルを楽しむ。
あてにせず、いざという時だけ頼る。
子育て、介護、病気の時など、困っ時だけにする。
普段は干渉しないこと。←特に親世帯から子世帯です。
その方が思いやりも持てるし、感謝もできるよ。
この考え方ができるかどうか。親も子も自立しているかどうかです。
べったりな親子関係だと それが難しいんだよ~
二世帯住宅の形態の特徴・メリット・デメリット
同居のパターンは大きく3つに分かれます。
ダイワハウスの分類の仕方だと、完全共有型ってないんですよね。
「離れて暮らしましょう」が基本だからね。
完全同居型=完全共有型
1階にリビングと水回り。親世帯・子世帯で共有。
1階に親世帯の部屋。2階に子世帯の部屋。
寝室以外は自由に行き来する部屋。
1つの家族として暮らす感じですね。
敷地も狭く、家も小さく、水回りも1つでコストが一番抑えられます。
水光熱費、食費なども節約できます。
いずれ、子世帯だけになった時に変わらず暮らしていける。
でも、すべてが共有なので気を使う。
特に水回りは自分のペースで使えません。
掃除も一緒にやらないといけません。
冷蔵庫問題もあります。大容量じゃなきゃあふれます。
好きな物が好きな時に食べれないってストレスですよ。
来客が来た時、移動してもらったりする必要がある。
どこまでバリアフリーに対応させるか。
義父はこのタイプで建てる予定だったようです。
一人暮らしが長かったからでしょうか。
私と義母は以前に賃貸マンションで、このタイプで同居しました。
その時の体験から、即却下となりました。
部分共有型=ふれあい同居
出典元:ダイワハウスの二世帯住宅Ff
玄関・リビング・ダイニング・水回りは一緒です。
他は基本的に親世帯と子世帯を分ける。
親世帯が1階、子世帯が2階など。
これも、完全型と同じでコストを抑えられます。
その上で なるべくプライバシーに配慮する。
以前の同居で水回りが一緒でストレスがたまったので これも却下。
完全分離型(上下)=ご近所同居
1階が親世帯。2階が子世帯。
部分共有と違うのは、リビング・ダイニング・水回りが別で2つ。
1階にお風呂、2階はシャワールームだけ。
1階にメインキッチン、2階はミニキッチン。
玄関が別のパターンもあります。
水回りの設備が2倍になったら、面積もそれだけ必要になります。
もちろん、コストも増えます。水光熱費も変わってきます。
電化製品や家具なども倍かかります。
でも、 生活のペースが守られます。
玄関と水回りが別であれば基本的に行き来しなくてもいい。
ただし、1階だけ、2階だけで暮らすので音の問題はあります。
防音にしたり工夫がいる。水回りの位置に注意は必要。
2階は日当たりがよく、洗濯物が乾きやすい。見晴らしもいい。
でも、2階は暑く、1階は寒い。実際 全然違うんですよね。
2階にリビング・キッチンだと 冷蔵庫やソファーは吊り上げとなる可能性があります。
大きさによって階段から入らなければ、 費用が別途かかります。
そして、将来の家族構成の変化によってリフォームが必要。
貸し出すなど、今は 先のことも考えて建てる人もいます。
これも、以前 音と夏の暑さで苦労したからなぁ。
完全分離型(左右)=お隣り同居
1つ屋根の下に2軒が隣り合わせ。
玄関・リビング・ダイニング・水回り、ベランダが別。
庭と駐車場は同敷地内なので同じですね。
隣同士だけど、別で暮らしている感覚が一番強い同居スタイルですね。
廊下の扉で行き来できる。
上記のご近所同居のデメリットがコスト以外は解決します。
音の問題、そして1階と2階をどちらの世帯も使えます。
でも、2軒建てることと同じです。土地が広く必要。
土地代・建築費用が高くなります。
独立性も一番高いですが、それだけ費用も一番かかります。
なお、玄関、水回りが別のお隣同居、扉で区切られている完全分離型であれば固定資産税・都市計画税の節税対策にもなりますよ。
二世帯住宅の節税対策|固定資産税・都市計画税について市役所に聞いてみたよ
まとめ
私が求めたのは自立と距離感です。
現実的に距離感を保つには上下・左右の住み分けとなります。
人は変えられないけど、住まいによって 理想に近づけることができます。
でも、その理想に近づけば近づくほど、お金がかかるんですよね。
お隣同居が一番魅力的でしたが、現実的に厳しいと思いました。
1つずつ、間取りを見ながら 家族でメリット・デメリットを話し合うことが大事です。
予算内で、親世帯・子世帯とも、どこまで妥協できるかです。
嫁の立場だと言いづらいこともあります。
でも、この時点で伝えないとトラブルの原因となります。
二世帯住宅は話し合いも倍です。
間取りも何回も変わっていきました。
まずは希望を全部言う。当然 予算オーバーしちゃいます。
そこから予算内に妥協していく(削っていく)ことになりますね。